パナソニック ダム水中点検ロボット開発 壁面のキズ自動抽出 産業用ドローンによる橋梁点検システムの開発にも着手
パナソニックは、ダムの水中壁面などを点検するインフラのロボット点検システムを開発した
これまでは潜水士による目視点検作業が必要だったが、より正確に安全に低コストでインフラ点検が可能になる、早ければ今年度中の事業化を目指す
国内ダムは高度成長期に集中的に建設されたため老朽化が進んでおり、点検補修作業が急務になっている
これまでは潜水士による目視点検を行ってきたが、箇所によっては正確に状況把握できないなどの問題点があった
価格は数千万円単位を予定
同社ではダム以外でのインフラ点検への活用も検討している
戦後の高度経済成長期に、多くの橋梁やトンネルなどインフラが建設されたが、これらのインフラの多くが老朽化している
地震など災害に対するインフラの脆弱化も問題になっており、効率よいインフラ点検とその補修は日本にとって重大な課題となっている
パナソニックは家電以外の分野に注力しており、介護医療、農業、インフラなどの分野でロボット開発を進めている
政府もダム、橋梁、トンネルなどインフラ点検でのロボット活用を後押ししている
パナソニックでは先月、産業用ドローンによる橋梁点検システムの開発にも着手しており、今後もロボット事業を強化していく考え
インフラ点検用の産業用ドローン分野ではベンチャー各社が進出しており、100万円以下の価格帯のドローンも見受けられ既にインフラ点検業務に利用されている
2016/5