佐賀県、佐賀大学、IoTプラットフォームサービス会社のオプティムが共同で、夜間に農業用ドローン(アグリドローン)を使って害虫を駆除する実証実験に成功
3者は2015年8月にIT農業の研究と人材育成で連携協定を締結
オプティムが、人工知能(AI)を用いた多機能型農業用ドローン(アグリドローン)を佐賀県、佐賀大学と共同で開発し、佐賀大学の農場で実験を繰り返してきた
この農業用ドローンは、農地の上空を旋回し光源を発し虫を誘引、薬剤を使わずに高電圧で殺虫、夜行性害虫に効果が期待される
完全自律型自動飛行で寝ている間に農薬散布や害虫駆除作業ができるよう実用化に向けた研究を進めている
病害虫が発生している箇所を自動で解析して、薬剤を散布することができる
虫の活動が盛んになる夜間に農薬散布することで、効果的な防除ができる
高齢化人手不足が進み農業の担い手が不足する中で農業のIT化は不可欠であり、農業用アグリドローンは農家にとって大きな戦力になると期待されている
農業用アグリドローンの活用で生産効率化と高品質化の両立を目指す
無農薬減農薬栽培は手間が掛かるものだが農業用アグリドローンを活用すれば
手間をかけず低価格で安全な作物を作ることが可能になる
2016/7
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関連記事(2016/6)
オプティムアグリドローン 病害虫検知し自動で農薬散布する農業用ドローン
オプティム(東京都港区)が独自開発したオプティムアグリドローンは、自動飛行機能を搭載し農家の作業負荷を減らし、農作業の効率を大幅に高める農業用ドローン
地理空間情報マッピングを活用し、上空から農地をデジタルスキャニングしてデータの蓄積を行う、蓄積されたビックデータを解析して病害虫の早期発見や生育管理を簡単に行うことが出来る
ピンポイントでの農薬散布、害虫駆除、肥料散布、鳥獣害防除など、さまざまな用途で活用できる機能を搭載
高齢化と人材不足で悩む農家に効率的な農作業を実現するドローンだ
設定されたルートを自動飛行し、近赤外線カメラ、サーモカメラで撮影、広大な農場のデータを短時間で収集
撮影した画像データを解析し作物に寄生した病害虫を検出、病虫害が発生している箇所にドローンが自動飛行しピンポイントで農薬散布することが可能となる
作業効率化ばかりでなく、不要な農薬を撒かずに済み農薬使用量の削減に大いに役立つ
アグリドローンを活用することで農薬コスト削減と低農薬作物の栽培が同時に可能になる
防除など、さまざまな用途で活用できる機能を搭載
高齢化と人材不足で悩む農家に効率的な農作業を実現するドローンだ
価格は導入事例の違いによって異なる
【動画】 OPTiM AGRI DRONE(オプティム アグリドローン)